シンクロニシティで好きな人の名前をよく見るのはなぜ?意味と心理学の見方
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好きな人の名前を何度も見かける、会えそうだと思った日に本当に会える。こうした偶然に特別な意味があるかどうかは、確かめられていません。
シンクロニシティは「意味のある偶然の一致」を指す言葉で、相手の気持ちを教えてくれるものではない、と押さえておくと落ち着いて受け止められます。
ここでは知恵袋に投稿された相談を一つ紹介しながら、言葉の意味と提唱したユングの考え、心理学での見方、片思いの場合の受け止め方を順に整理していきます。
ひとつの相談
好きな人がいて、ここ数か月、不思議なことが続いています。夢に彼が何度か出てきたり、同じ名前の人に毎日のように会ったり、同じ名前の看板やテレビの出演者を見かけたり、会えそうだと思った日に本当に会えたりします。
まだお互いの気持ちを確かめたわけではありません。片思いでも、こうした偶然の一致は起こるものなのか、という相談です。
Yahoo!知恵袋に投稿された相談より
気になる偶然を、話しながら整理するという方法もあります
続く偶然をどう受け止めるかは、自分だけでは決めにくいこともあります。ニックネームのまま、アプリから話せる場所があります。
相談できる場所をくわしく見る※相談はアプリ(iPhone・Android)から行います。18歳未満(高校生を含む)は利用できません。鑑定料は占い師ごとに異なります。
シンクロニシティとは、どういう考え方か
シンクロニシティは、日本語で「共時性」とも呼ばれます。国語辞典では「虫の知らせのような、意味のある偶然の一致」と説明され、スイスの心理学者・精神医学者ユングが唱えた考え方です。
原因と結果のつながりが見つからないのに、同じ時期に起きて、意味でつながっているように見える出来事を指します。知恵袋の回答では、電話しようと思った相手からちょうど電話がかかってきた、という例が挙げられていました。
ユング自身が挙げた例
百科事典には、ユングが紹介した有名な例が載っています。ある患者が、金色のコガネムシをもらう夢の話をしていたところ、よく似た甲虫が窓から飛び込んできた、というものです。
ユングはこの出来事を、理屈にこだわりすぎていた患者の心がほぐれるきっかけとして受け止めたとされています。偶然そのものより、本人にとっての意味が大切にされている例です。
ユングは物理学者ヴォルフガング・パウリと手紙のやりとりを重ね、1952年に二人の共著の中で、共時性についての論文を発表しました。
ユングは何と結びつけたか
ユングは共時性を、自分が唱えた「集合的無意識」の考えと結びつけていたとされます。集合的無意識は、国語辞典では、個人の経験による無意識より深く、人類などに共通して伝えられている無意識と説明されています。
別の百科事典は、ユングが、時間や空間の制約をこえた次元があり、人の心の深い層はそこで起こることを感じ取れる、と考えたと説明しています。
一方で、主流の科学からは疑似科学とみなされ、確かめようのない考え方だと百科事典には書かれています。心理学者が唱えた言葉であっても、科学で証明された現象ではありません。
セレンディピティとの違い
「シンクロニシティ セレンディピティ 違い」という検索もあります。セレンディピティは、辞典では「偶然に思いがけない幸運な発見をする能力」などと説明されます。
この言葉は、イギリスの作家ホレス・ウォルポールが、昔話『セレンディップの三王子』にちなんで作ったとされています。
二つの定義を並べると、シンクロニシティは「偶然の一致に意味を感じること」、セレンディピティは「探していなかった価値あるものを偶然見つけること」に重心があります。
恋愛に当てはめるなら、探していなかった出会いに恵まれるのはセレンディピティに近く、出会ったあとに相手を思わせる偶然が続くのはシンクロニシティに近い、と整理できます。
好きな人の名前をよく見かけるのはなぜ?
「シンクロニシティ 好きな人の名前」は、この言葉と一緒に検索されている組み合わせです。知恵袋にも、忘れたい相手の名前が動画やネットに何度も出てきて、調べたらシンクロニシティと書かれていた、という相談があります。
心理学には「選択的注意」という言葉があります。たくさんの刺激の中から、一つの物事に処理を絞る心の働きのことです。
好きになると、その人の名前は「自分にとって大事な情報」になり、同じ文字や音が目や耳に留まりやすくなる、と考えることができます。名前自体は前から同じくらい身の回りにあった、ということも考えられます。
もう一つ、「確証バイアス」という言葉もあります。自分の願いや信じていることを裏づける情報を重く見て、反対の情報を軽く見てしまう傾向のことです。名前を見かけなかった日は、記憶に残りにくいものです。
「運命の人」「ツインレイ」と結びつけたくなったら
検索には「シンクロニシティ 運命の人」「シンクロニシティ ツインレイ」という組み合わせもあります。偶然が重なると、そう感じたくなるのは自然なことです。
ただ、偶然の一致が相手との関係の名前を決める、という確かな基準はありません。そう感じる気持ちは大切にしつつ、決めつけるのはもう少し先でかまいません。
偶然が続いて、気持ちが落ち着かないと感じたら
一人で考え続けるより、言葉にすると整理できることがあります。アプリから相談できます。
相談できる場所をくわしく見る※相談はアプリ(iPhone・Android)から行います。18歳未満(高校生を含む)は利用できません。鑑定料は占い師ごとに異なります。
片思いでも起こる?「起こる相手」の受け止め方
「シンクロニシティ 起こる相手」「起こりやすい人」「両思い」という検索もあります。相談者が知りたかったのも、片思いでも起こるのか、という点でした。
この相談についた回答には、シンクロは本当に相性の良い相手としか起きない、と書いたものがありました。ただしこれは回答者の考えで、確かめられた基準ではありません。
「意味のある偶然の一致」という定義には、両思いかどうかという条件は含まれていません。偶然が続くことは、相手も同じ気持ちでいる証拠にはならない、と分けて考えておくと安心です。
相手の気持ちを知る手がかりになるのは、偶然より実際のやりとりです。話しかけたときの反応、連絡の返し方、会う約束が実現するかどうか。こうした出来事には、相手の意思が表れます。
「なぜ起こるのか」への二つの説明
なぜ起こるのかについて、ユングは先に紹介したように、時間や空間をこえた次元で心と心が反応すると考えました。
一方、百科事典では、偶然の一致は確率の考え方や、意味のない情報に関連を見いだしてしまう「アポフェニア」、確証バイアスなどで説明できる、とする見方が紹介されています。
「頻繁に起こる」と感じるときの確かめ方
「頻繁に起こる」「続く」という検索もあります。続いていると感じたら、1週間ほど、偶然が起きた日と起きなかった日を両方メモしてみてください。「月曜・同じ名前の看板を見た」「火曜・なし」のように、一行ずつで十分です。
起きなかった日も書き出すと、実際の回数が見えてきます。回数が多くても少なくても、それで相手の気持ちが分かるわけではない、という点は変わりません。
いま、分けて考えたい3つのこと
- 実際に起きた出来事(いつ・何を見たか)
- 意味があってほしいという自分の気持ち
- 相手との関係が実際にどう進んでいるか
元彼や既婚者との間で偶然が続くとき
「シンクロニシティ 元彼」「既婚者」という組み合わせも検索されています。元彼の場合、過去の記憶が強く残っているほど、関連する名前や場所が目に留まりやすくなる、とも考えられます。
既婚者との間で偶然が続く場合も、偶然の一致で関係の行方が決まるわけではありません。相手の状況や意思は、別の問題として考える必要があります。
名前や場所を見るたびに気持ちが揺れて苦しいなら、その偶然に意味を探すことを、いったん休んでもかまいません。
どちらの場合も、偶然の意味を追いかけることに時間を使うより、今の関係が自分にとってどんな状態かを整理するほうが、次の行動を考えやすくなります。
よくある質問
シンクロニシティに科学的根拠はありますか?
心理学者ユングが唱えた考え方ですが、百科事典では、主流の科学からは疑似科学とみなされ、確かめようがない考え方だと説明されています。
片思いの好きな人とも、シンクロニシティは起こりますか?
「意味のある偶然の一致」という定義に、両思いかどうかの条件はありません。偶然の一致だけでは、相手の気持ちは分かりません。
両思いだとシンクロニシティが起こりやすいのですか?
知恵袋には相性の良い相手としか起きないと書く回答もありますが、回答者の考えで、確かめられた基準ではありません。
運命の人だとシンクロニシティが起こるのですか?
運命の人という言葉と一緒に検索されることはありますが、偶然の一致で運命の相手かどうかを決める基準はありません。
まとめ
シンクロニシティは、ユングが唱えた「意味のある偶然の一致」を指す言葉です。ただし、科学で確かめられた現象ではありません。
好きな人の名前をよく見かけるのは、その人を大切に思っている気持ちが、名前に目を留めさせているからかもしれません。
偶然そのものに答えを求めるより、起きた出来事を書き留め、相手との実際のやりとりを見ていくほうが、気持ちの行き先を決めやすくなります。
結果を急がず、いまの気持ちを話してみる選択肢
偶然の受け止め方に正解はありません。気になることがあれば、アプリで相談する方法もあります。
相談できる場所をくわしく見る※相談はアプリ(iPhone・Android)から行います。18歳未満(高校生を含む)は利用できません。鑑定料は占い師ごとに異なります。
この記事は、公開されている相談投稿や公的な情報をもとに編集部が構成したもので、編集部自身の体験談ではありません。投稿者が特定される情報は含みません。占いは医療・法律の助言に代わるものではありません。18歳未満の方は占いサービスを利用できません。
見えない縁 編集部

